業務フロー図ライブラリ Q Business Process Management

出典: Q-BPM
2009年4月20日 (月) 10:19; Lenton (会話 | 投稿記録) による版
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PBRとは、企業の保有する資産に対して、株価がどのくらいの値を付けているのかを示す指標。Price Book-value Ratio、P/B、株価純資産倍率。

目次

PBR概要

PBRとは、「企業の保有する資産が株主に分配されると、投資金額をどのくらい回収できるか」という指標であり、

PBR(株価純資産倍率)= 株価 ÷ 一株あたり純資産額 
解散価値とは
会社が解散した時に株主に分配される会社の資産のこと。資本金や法定準備金などから借入金を差し引いた金額。

と表される。PBRが利用されるのは、多くは、株価と企業総資産の比較によって株式の投資価値を判断するときである。

PBRは、「市場が企業を評価した値段(時価総額)が、会計上の解散価値の何倍であるか」を示す指標でもあり、株式投資した企業が破綻した時に、企業の保有資産によって投資金額のどのくらいが株主に対して返済されるのかを表す。これは投資対象の安全性を測れる「担保」のような考え方とも言える。

PBRの利用

減損会計とは
固定資産全般に対して、購入時の価格ではなく時価を簿価として帳簿を作成する会計方式。

減損会計の導入により含み損や含み益が発生しなくなったので、PBRが利用しやすくなった。

PERが景気拡大期や急成長株に利用されるのに対し、PBRは景気縮小期に利用される。景気縮小時には、企業活動が収縮し株価が低迷し長期的な見通しが不透明になるからである。

 変化
PBR割安感or割高感
株価下落1.0未満割安感
株価上昇1.0以上割高感
含み損益とは
ある時点での潜在的な損益(買値-売値)のこと。実際に売却するまでは損益が確定していないので、「含み」と言う。

PBRは、「他の企業との比較で株を評価するための指標」というよりは、「株価の底値を判断するための指標」である。

他の経営指標との関係

PBRなどの経営指標を用いる場合は、複数の指標を用いて総合的に評価しなければならない。個々の経営指標は、互いに大きく関係し合っている。

経営指標何を表すのかどのように利用するか
PER
(株価収益率)
株価が一株当りの利益の何倍の値であるかを表す利益水準から見て株価が割安か割高かを判断。
PBR
(株価純資産倍率)
株価が企業の保有する資産の何倍の値であるかを表す資産からみて株価が割安か割高かを判断。1倍に近づくと株価は割安。
ROE
(株主資本利益率)
株主資本からどれだけの利益を上げたかを表す高ければ、効率的な企業活動を行っている。
(資本が小さくてROEが高い場合は、注意が必要)
ROA
(総資本利益率)
総資本を元にどれだけの利益を上げたかを表す高ければ、効率的な企業活動を行っている。  

また、

  • PER = 株式時価総額 ÷ 純利益
  • PBR = 株式時価総額 ÷ 株主資本簿価
  • ROE = 純利益 ÷ 株主資本簿価

なので、  

PBR = 株式時価総額 ÷ 株主資本簿価 = [純利益 ÷ 株主資本簿価] × [株式時価総額 ÷ 純利益]

となり、PERPBRROEの間に

PER × ROE = PBR 

という関係を見いだせる。これから分かるのは、

PBRが低いと、POEやPERも同様に低い可能性が高い

ということである。どちらかの一方だけが異常に低い場合について、

  • PERが低くて、ROEが高い結果としてPBRが低くなっていれば、問題はない
  • PERが高くて、ROEが低い結果としてPBRが高くなっていれば、好ましくない

と考えることができる。

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