業務フロー図ライブラリ Q Business Process Management

出典: Q-BPM

ゲートウェイとは、BPMN記法において、ビジネスプロセスの合流や分岐を示すモデリング要素。通常はひし形(◇)で表記される。Gateway。

目次

ゲートウェイの概要

ゲートウェイには、以下の2つの役割がある。

  • いくつかのプロセスを1つに集約させる役割(シーケンスフローの収束
  • 1つのプロセスからいくつかのプロセスへ展開する役割(シーケンスフローの分岐

1つのゲートウェイで1つの役割を果たすこともあれば、同時に収束と分岐を行う場合もある。つまり、トークンがゲートウェイに到達すると、シーケンスフローが合流したり、分岐したり、合流と分岐を同時に進行させたりする。ただし、ゲートウェイは、メッセージフローの対象・始点になることはできない。

画像:収束2.png画像:分岐2.png
図1:「収束」の例図2:「分岐」の例


ゲートウェイの表記は、「1本の細い黒線で描かれたひし形」を使用する。入力シーケンスフローおよび出力シーケンスフロー(矢印の始点および終点)を、必ずしもひし形の角に接続する必要はない。ひし形の境界であればどこにでも接続することができる。ひし形内に描かれる指標(マーカー)によって、ゲートウェイの作用が決まる(下の項を参照)。

ゲートウェイの種類

フローの動きに注目すると、ゲートウェイは4種類に分類される。各種類のゲートウェイについて、判断(Split/Decision)・結合(Join)という2つのフローチャートの型がある(それぞれ分岐・収束に対応)。以下では、便宜上、判断型のゲートウェイの役割についての説明を行う。

排他(XOR)ゲートウェイ(Exclusive Gateway)
複数のシーケンスフローのうち、ただ1つのシーケンスフローを選択する役割を果たす。排他ゲートウェイは、さらに、データ準拠のものとイベント準拠のものとに分類される。
(a)データ準拠型
出力シーケンスフローに与えられた条件式の真偽によって、複数のシーケンスフローの中からただ1つのフローが選択される。各種ゲートウェイのうち、最も多く使用される。
(b)イベント準拠型
外部から受け取ったイベントによって、複数のシーケンスフローの中からただ1つのフローが選択される。
包含(OR)ゲートウェイ(Inclusive Gateway)
複数のシーケンスフローのうち、条件に適合する(条件式が真である)シーケンスフローを選択する役割を果たす。少なくとも1つのシーケンスフローが選択されなければならない。
複合ゲートウェイ(Complex Gateway)
他の3種類のゲートウェイによって処理することが困難な場合に用いられるもので、プロセスを継続させるために、少なくとも1つのシーケンスフローが選択されなければならない。
並列(AND)ゲートウェイ(Parallel Gateway)
複数のシーケンスフローの作用をすべて同時に選択する。

各種ゲートウェイの表記

ゲートウェイは、BPMN記法において、ビジネスプロセス内のシーケンスフローのすべての作用を定義づけることができる。各種ゲートウェイの名称とその表記に用いられるマーカーの組み合わせは下表を参照。

名称フローチャートの型マーカー
データ準拠・排他ゲートウェイXOR-Split,XOR-Joinimage:Data-Based.png
イベント準拠・排他ゲートウェイXOR-Split,XOR-Joinimage:Ivent-Based.png
包含ゲートウェイOR-Split,OR-Joinimage:Inclusive.png
複合ゲートウェイ-image:Complex.png
併合ゲートウェイAND-Split,AND-Joinimage:Parallel.png

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