XBRLとは、財務情報(決算データ等)がXML言語で記載されたファイルフォーマットを指す。 「eXtensible Business Reporting Language」の略。
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概要
XBRLはXMLで書かれているため、 記載された個々の財務データ(財務数字)について、コンピュータ可読性が高い。 全ての財務データがXBRLで保存されていると、 月別推移、他社比較や総資本回転率等の算出など、 様々な分析がきわめて容易に実現できる事になる。 内部統制報告制度などのディスクロージャー制度を充実させるものとして、 アメリカ、ヨーロッパ、中国、日本など、世界中で導入されつつある。 XBRL化を契機に、企業の情報開示のあり方、監査のあり方が大きく変わる可能性がある。
沿革
- 1999年10月: 最初のXFRML運営委員会が開催
- 2000年04月: 運営委員会の名称がXFRMLからXBRLに変更
- 2000年07月: XBRL Specification 1.0 リリース
- 2000年02月: 第1回XBRL国際会議がロンドンで開催される
- 2001年12月: XBRL Specification 2.0 リリース
- 2003年12月: XBRL.International、XBRL 2.1 Specificationリリース
日本におけるXBRL
日本では、2001年4月にXBRL Japanが設立されて以降、XBRLの普及に向けた活動が活発に行われてきた。
金融庁による定義
XBRL: 財務情報を効率的に作成・流通・利用できるよう、国際的に標準化されたコンピュータ言語です。XBRLでは財務報告の電子的雛型である「タクソノミ」を基に、財務報告内容そのものを表す「インスタンス」を作成します。
事例
金融庁「EDINET」や東京証券取引所「TDnet」等で導入されているが、 他にも多くの組織においてXBRLを導入した仕組みが構築されている。
- 金融庁「EDINET」
- 東京証券取引所「TDnet」
- 国税庁「e-Tax」
- 日本銀行「金融機関約 500先との間で、XBRLを用いた月次のバランスシート・データを授受」
- 新銀行東京「電子融資申し込みシステム」
など。
日本での沿革
- 1998年04月: 東京証券取引所「TDnet」稼働
- 2004年06月: 金融庁「EDINET」稼働
- 2008年03月: 金融庁「EDINETのXBRL化」(平成20年4月1日以後開始される事業年度に係る開示書類)
- 2008年07月: 東京証券取引所「TDnetにXBRL本格導入」
- 2008年09月: 国税庁、「XBRL Spec2.1に対応したe-Taxの運用」を開始
注)TDnet: 適時開示情報伝達システム(Timely Disclosure network)
注)EDINET: 金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム(Electronic Disclosure for Investors' NETwork)
ビジネスプロセスマネジメントとの関係
業務プロセスの中から発生している個々の財務データを、 人手を介する事なく自動計算させる事で、 「財務計算に関する書類」の虚偽記載が発生するリスクを低減できる。 管理コストの削減とも合わせて、 BPMSや様々なシステムと会計システムを「直結」させる試みが行われている。
関連記事
参考文献
- XBRL JAPAN
- XBRL INTERNATIONAL
- 日本公認会計士協会
- 決算短信XBRLデータ(東京証券取引所グループ、2008年7月)
- 新EDINET利用にあたっての留意点(金融庁、2008年3月)
- XBRL関連情報について(金融庁、2008年3月)




