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業務フロー図の概要
多くの場合、複数の作業、複数の組織や人(主体)、複数のリソース(情報を含め)が関連して一つの「業務」を構成する。それらの関係(行うべき作業順序や担当する主体、インプットされるもの・タイミングなど)を簡単な図形を用いて、図解したものが業務フロー図である。 業務フローの図解表記法(例えば、どの図形が何を意味するのかといった規則)は多数存在しており、日本においても、中小企業診断士用のテキスト等で、
- JISフローチャート(JISX0121) (プログラミング言語の教育現場)
- 産能大式フローチャート (作業工程マニュアル)
- NOMA方式フローチャート
- 日本能率協会方式フローチャート
| SOX法とは |
|---|
| 米国の連邦法で、企業に会計処理・財務報告の正確性・透明性を厳格に確保することを義務付けるもの。 |
などが紹介されてきた。
しかし昨今においては、SOX法に基づく内部統制報告制度における社内の内部統制状況の把握ツールとして、 また、情報システム開発(特にBPMS)にそのまま使える書式としての業務フロー図へのニーズが高まっており、 世界的な標準化の流れの中で様々な表記法が淘汰・進化している。以下が代表的な表記法である。
| 内部統制報告制度とは |
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| 経営者に財務報告に係る内部統制を評価させ、その評価結果を公認会計士等に監査させることで、外部に公開する財務情報の信用を確保しようとする制度。 |
- IDEF0(アイデフゼロ) (1970年代より、ISO9000導入時など)
- EPC(Event-driven Process Chain) (ERPパッケージ「SAP」等で標準)
- UMLアクティビティ図 (システム設計)
- XPDL
- BPMN
なお、業務フロー図は、「フローチャート」、「ビジネスプロセス図」、「プロセスモデル図」、「プロセスダイアグラム」、 また単に「プロセス図」など様々な呼ばれ方をする。 特に定まった表現はない。J-SOX法に関する金融庁の公開文書の中では「業務の流れ図」と呼ばれている。 またBPMNの仕様書の中では、「ビジネスプロセス図」あるいは「Business Process Diagram(BPD)」と定義されている。
世界標準化団体
業務フロー図の表記方法に係る標準化はOMGやWfMCが中心となって実施している。下図は、主要各標準化団体とその動向である。
- OMG (Object Management Group) : BPMN
- WfMC (Workflow Management Coalition) : XPDL
- OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards) : BPEL
- W3C (World Wide Web Consortium ) : HTML , XML
業務フロー図とBPMとの関連
BPMの導入の目的の一つに内部統制の強化がある。SOX法や各国のそれに準ずる法律では、業務内容に関する資料やリスク評価の資料などを文書として提出しなければならない。日本版SOX法では、企業は「業務の流れ図」、「業務記述書」、「リスクと統制の対応」のいわゆる3点セットを提出することが推奨されるている。業務フロー図は業務の流れを視覚的に捉えるための「業務の流れ図」に利用できる。したがって、業務フロー図が内部統制強化の中で占める役割は大きく、BPMの実施に'業務フロー図は非常に重要であると言える。
関連事項
具体的フロー図
具体的な業務フロー図はアーカイブから参照することができる。
参考文献
- 企業会計審議会「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準の設定について(意見書)」(金融庁、2007年2月)(PDF:935KB.129p)
- 上場申請のための有価証券報告書(2の部)記載要領(大阪証券取引所)
- OASIS
- WfMC
- Questetra BPM Suite実用事例
- BPM Story 第1話:ビジネスプロセス図の書き方






