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概要
Drill downは、「穴を掘り下げていく」といった意味の英熟語であるが、データ分析の際にも同じような意味で使う。
データをある視点から見るときに、レベルを1つずつ掘り下げてデータ項目を詳細にしていく操作である。例えば、売上を「期間」という視点から見ている場合に月別のデータを週別や日別に集計し直す操作がドリルダウンである。
活用
ドリルダウンは物事を分析する際の「特定」という行為において非常に有効に働く。具体例を考えればわかりやすい。
例えば、売上が落ち込んでいる会社を想定し、経営者が売上低迷の原因を把握したいとする。このときに例えば、地域別の売上、期間別の売上、製品別の売上などを算出することで問題領域を細分化し売上低迷の原因がある領域を絞り込んでいける。このような操作がドリルダウンであり、ドリルダウンを繰り返すことで、問題の原因が特定でき、より効果的で効率的な対策をとることが可能になる。
ドリルダウンを行う際に、重要な点が二つある。
一つ目は、ドリルダウンを行うために問題領域を細分化する際に、領域を重なりなくかつ漏れなく細分化することである。 たとえば、売上の低迷原因を特定するために、1月から10月までだけの月別売上を算出するのではなく、1月から12月までの月別売り上げを算出する。領域を完全に網羅するように細分化して、その上でどの月に問題がありさらなるドリルダウンが必要なのか決める。
二つ目は、どの視点からドリルダウンするのかということである。 上の例で言うと、「地域別」、「期間別」、「製品別」などがドリルダウンする視点である。 視点を正しく選ぶことでドリルダウンが問題の特定の有効な手段になる。
BPMとドリルダウンの関係
BPMは継続的な改善活動である以上、問題の特定は欠くことができず、ビジネスプロセスのどこに問題があるのかモニタリングで収集したデータをドリルダウンする必要がある。
例えば、あるビジネスプロセスのスタートから終了までに想定していたより長い時間がかかっていたとする。この問題を解決するには、ビジネスプロセスの終了にかかった時間から個々のアクティビティの処理にかかった時間へドリルダウンする。
ある一つのアクティビティだけが想定以上に多くの時間を使っていたのであれば第一の改善対象はそのアクティビティであるし、ほとんどのアクティビティが想定以上に多くの時間を使っていたのであれば一からビジネスプロセスを再設計する必要があるかもしれない。
以上のように。BPMにおいても問題の特定にはドリルダウンの手法が不可欠である。





