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ガントチャートとは、
生産管理・プロジェクト管理の際などに利用される作業計画やスケジュールを棒グラフで示した工程管理図やその表記法のこと。
呼び名は、考案者のヘンリー・ローレンス・ガントの名前に由来する。
概要
ガントチャートは、縦軸にタスクもしくはリソースを、横軸に時間をとり、タスクを行ったりリソースを使用している期間を棒の長さで表すものである。古典的管理法の代表とされる。
ガントチャートの長所は、視覚的にタスクの進捗状況、リソースの稼働状況を把握できることである。土木関連や製造業の生産管理などに広く用いられている。また、IT関連分野でも用いられることが多い。一方で、短所としては、複数のタスク・リソースが関係する場合、タスク・リソースの相互関係を把握しづらく、管理の優先順位をつけることが困難である点が挙げられる。
現代の代表的な工程計画・管理手法の多くが、ガントチャートと関連するものであり、その功績は大きい。
ガントチャートの背景
1900年代初めにヘンリー・ローレンス・ガントによって考案された。当初は、横軸はリソースやタスクの量をとっていたが、その後時間をとるようになる。
1922年にガントの部下のウォーレスクラークが「The Gantt chart a working tool of management」を出版し、広く認知された。その後、フーバーダム建設や、インターステートハイウェイ網の建設などの大規模プロジェクトの管理法として使用された。これら大規模工事に使用されたことにより古典的管理方法としての地位を確立した。
また、マイルストーンを書き込んだマイルストーンチャートや、タスク同士の依存関係を示す補助線を加えた書き方などさまざまな書き方へと派生した。
現代の代表的な工程計画・管理手法の一つであるPERT法もその一つ。
沿革
- 1903年 「A Graphical Daily Balance in Manufacture」発表
- 1916年 「Work, Wages, and Profits」出版
- 1919年 「Organizing for Work」出版
- 1922年 ウォーレスクラークが「The Gantt chart a working tool of management」を出版
- 1931年 フーバーダム建設
- 1956年 インターステートハイウェイ網建設
用例
上で述べた通り、ガントチャートは土木関連、生産関連、プロジェクト管理など様々な分野で利用されている。
ガントチャートを描くソフトウェアとしては
- Microsoft Project
- GanttProject
- ProjectKeeper OSS
などがある。
また、Excelなどでも簡単なものを作成することはできる。
BPMにおけるガントチャートの有効性
ガントチャートの有効性として、タスク、タスクにかかる時間、タスクの達成状況などを可視化することができる。また、ガントチャートを作成するためには、タスクの洗い出し、スケジューリング、必要人員などのプロセスモデルが明確である必要性があり、ガントチャートを作成することによってプロセスモデルの再整理、明確化することもできる。よって業務プロセスを改善、管理していくことを目的とするBPMにおいても有効性の高いツールといえる。




